インデックス Tips Picasaのキャッシュ保存フォルダを変更

Picasaのキャッシュ保存フォルダを変更

Picasaとは
Googleが無償提供しているソフトの一つに画像管理ソフト「Picasa」があります。
指定したフォルダの中を自動的にクロールし、新しい画像ファイルが見つかり次第、データベースに追加してサムネイルで一覧表示できるというもので、画像が数千枚レベルになっても非常にスムーズに動作し、快適に画像を閲覧できます。
簡単なコラージュ機能や、画像の簡易調節機能なども搭載し、あまり写真などに詳しくない方でも簡単に扱えるアルバムソフトです。
またGoogleのPicasa ウェブアルバムとも連携して使うことができます。


大量の画像を簡単に管理・閲覧できます

参考画像

画像を複数選択するだけでコラージュを作成できます

参考画像

明るさやコントラスト、赤目修整まで簡単に行えます

参考画像

カスタマイズの概要
非常に快適に動作するPicasaですが、管理する画像ファイルが増えるとサムネイルキャッシュが肥大化してシステムドライブの空き領域を狭めていきます。
Picasaも空き領域の低下を検出すると自動的にデータベースを圧縮するのですが、これによってPicasaの動作が重くなることがあります。
この現象を回避するため、Picasaのサムネイルデータベース保存先フォルダを豊富な空き領域のあるシステムドライブ以外のドライブに指定することで、パフォーマンスの低下を防ぎます。
(システムドライブの空き領域が十分にあるという場合は設定不要です。)


手順

  1. 「リンク作成シェル拡張」をインストール (リンク先の「x86版バイナリ(Ver.1.5.2) lnhdrInst.msi」から)
  2. システムドライブ以外のドライブに、キャッシュファイル移動先のフォルダを作る

  3. このフォルダに既存のキャッシュなどを移動することになります。 ドライブは十分な空き容量を持ったものを選択してください。

  4. [2]で作成したフォルダに既存のキャッシュファイルを移動
  5. キャッシュファイルは[%USERPROFILE%\Local Settings\Application Data\Google]にあります。
    [Google]フォルダ内の中身を[2]で作成したフォルダの中にすべて移動してください。

  6. 既存のキャッシュファイルを削除
  7. システムドライブのGoogleフォルダごと削除します。

  8. 新しく作成したフォルダのハードリンクを作成する
  9. 新しく作成したキャッシュフォルダのハードリンクを作成します。
    エクスプローラ上で新しく作成したフォルダを右クリックし、そのままドラッグします。
    すると下のようなカーソルが表示されると思います。


    このカーソルのときにドラッグを放して、ショートカットメニューの「リンクを作る」を選択します。



    するとショートカットとはちょっと違う矢印の付いたアイコンができたと思います。
    そのファイルがキャッシュフォルダへのハードリンクになります。

  10. ハードリンクを元のキャッシュフォルダのあった場所へ移動
  11. 作成したハードリンクを元の[C\Documents and Settings\%USERPROFILE%\Local Settings\Application Data]へ移動します。
    このときハードリンクの名前は「Google」とします。これにより、Picasaはキャッシュフォルダをハードリンク先だと認識するようになります。

備考
少々長い解説になってしまいました。
このハードリンクは今回に限らず、応用すればいろいろ便利な使い方があります。
例えば「au music port」の変換した音楽ファイルの保存先を別ドライブに変更する、といった使い方です。
いろいろな使い方を試してみるといいでしょう。


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