インデックス

RT7を使用するにあたり、まずはカスタマイズを行うまでの下準備をします。
nLiteやvLiteと似たような点もありますので、慣れている方であれば迷うことも無いかと思われます。


1,各種バックアップ

クリーンインストールする予定であれば、少なくともシステムドライブはフォーマットすることになります。
システムドライブに保存されている重要なファイルは適宜バックアップを取って下さい。

2,作業用フォルダの作成 (任意)

作業するにあたって、どこかに作業用のフォルダを確保しておいた方が効率が良いでしょう。
カスタマイズ時にはWindows 7のインストールディスク内容をコピーして行うことになりますので、作業用フォルダを作成するドライブは十分な空き容量があるものを選択して下さい。

nLiteの時などは収集したドライバーやアップデートファイルの保存用フォルダをそれぞれ作成することをお勧めしていました。
しかしWindows 7ではインストール時に自動的に最新のドライバーやアップデートを併せてインストールしてくれる為、自分で集める必要性はあまりないかも知れません。

3,RT Se7en Liteのダウンロードとインストール

RT Se7en Liteをインストールします。以下のページからダウンロードして下さい。
RT Seven Lite - Downloads
注意して欲しいのですが、Service Packを統合できるバージョンは2011年4月現在で2.6.0 betaです。
いくつかバージョンが公開されているのですが、Service Packを統合するつもりなら、対応したバージョンのものをダウンロードして下さい。
また、x86,x64でそれぞれ提供されていますので、自分の環境に合う物を選びます。

インストール後、RT7を起動して下さい。
ウィンドウの内容は英語で表示されていますが、ウィンドウ右側の「Change UI Language」で「Japanese」を選択することでUIを日本語で表示することが出来ます。
一時フォルダの変更などは適宜行って下さい。通常であればシステムドライブ上に一時フォルダが作成されますが、必要ならば他のドライブ上の任意のフォルダに変更できます。

4,Windowsオリジナルディスクの内容をHDDへコピー

nLiteやvLiteではあらかじめ自分でWindowsインストールディスクの内容をHDD上へコピーしておく必要がありました。
もちろんそれでも構わないのですが、RT7ではWindowsインストールディスクのISOファイルを指定することで、任意のフォルダへISOを展開してコピーできます。
Windows 7はダウンロード販売などでISO形式でも提供されましたので、自分の持っているWindowsインストールディスクの媒体に併せて選んで下さい。

あらかじめインストールディスクをコピーしておく場合は、先ほど作成した作業用フォルダ上にディスク内容を全てコピーし、RT7の参照ボタンを押して「Select OS Path」で作業用フォルダを選択します。

ISOファイルをコピーする場合は、RT7の参照ボタンを押して「Select ISO file」を選択し、表示されるウィンドウでISOファイルの場所と展開先フォルダを指定して下さい。
この展開先フォルダには先ほど作成した作業用フォルダを指定します。

コピーした後のスキャンには少々時間が掛かりますが、気長に待ちましょう。



5,エディションの選択とサービスパックの統合

スキャンが正常に終了すると、エディションの選択画面とService Pack統合の有無を選択するウィンドウが表示されます。
自分がコピーしたWindows 7のエディションを選択し、サービスパックを統合する際は「Slipstream Service Pack」にチェックを付けて下さい。

ここでサービスパックの統合を選択した場合、直後にサービスパック統合のためのウィンドウが開かれます。
ここで統合する為のサービスパックのファイルは以下からダウンロードできます。
2011年4月現在ではService Pack 1が提供されています。
ダウンロードの詳細 : Windows 7 および Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (KB976932)

ダウンロードが完了したら、先ほどのウィンドウで「Browse」ボタンを押してダウンロードしたSPのファイルを選択します。
サービスパックの統合には1時間ほどかかることもあります。また、なるべくWindows 7上で行った方が良いでしょう。

無事にSP統合が終了したのであれば、次回以降のことを考えて作業用フォルダ内のデータをバックアップしておくと良いでしょう。
一旦RT7を終了し、作業用フォルダ内のデータを別のフォルダにコピーしておきましょう。これで次回以降はSP統合済みのOSデータを使うことが出来ます。

6,タスクの選択

左のボタンから「タスク」を押してタスク選択画面に移動します。
タスクの一覧が表示されますので、行いたいカスタマイズにチェックします。

サービスパックの結合などが完了し、エディションの選択を完了したらアップデート・ドライバ・アプリケーションの統合に進みます。

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