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当サイトではnLite、vLiteと、これまでもXPやVista向けのWindowsインストールディスクカスタマイズソフトの使い方などについて解説してきました。
今回解説する「RT Se7en Lite」はそのWindows 7版になります。
これまでのnLite、vLite同様、Windowsインストールディスクにあらかじめカスタマイズを施すことで、Windowsインストール時の作業の簡略化や、インストール後には出来ないような各種カスタマイズを行うことが出来ます。


RT Se7en Lite 動作環境

OS:Windows 7,Server 2003 (SP2以降),Vista (SP1以降),Server 2008 Family
それぞれx86,x64で利用できます。しかし、できる限りWindows 7上で実行することをお勧めします。
なるべくRT Se7en Liteでカスタマイズを行う環境と、カスタマイズしたWindows 7をインストールする環境を同じにした方が無用なトラブルを避けられるでしょう。

必要なソフトウェア(Windows 7以外で実行する場合)

.・NET Framework 3.5
Windows 7ではデフォルトでインストールされているので不要ですが、それ以外の環境ではインストールしておく必要があります。

WAIK for Windows 7
カスタマイズしたディスクイメージを作成する為に必要となります。
こちらもWindows 7以外の環境でカスタマイズを行う場合にインストールしておいて下さい。

RT Se7en Liteの簡単な流れ

nLiteやvLiteでインストールディスクのカスタマイズに慣れている方には今更な話ですが、簡単に流れをおさえておけば、作業もスムーズに勧められるかと思います。
なお、各項目については別ページで順を追って詳しく解説します。

1,RT 7 Liteのインストールと実行
後述で詳しく解説しますが、今回はvLite程、実行に面倒な準備はいりません。
Windows 7環境であれば普通にダウンロードしてインストールすれば使えるようになります。

2,インストールディスク読み込み
RT 7では読み込むインストールディスクとして、従来のようにHDD上にコピーしたものの他にISOファイルが利用できます。
Windows 7のインストールディスクがISO形式でも提供されたことへの配慮かと思われます。

3,タスクの選択
RT 7で実行するタスクを選択します。
アップデートの統合やコンポーネント削除など、必要なものだけ選択しましょう。

4,統合
アップデートやドライバーなどをあらかじめ統合しておくことが出来ます。
しかしWindows 7のアップデート機能は優秀ですので、個人的にはnLiteの頃ほど躍起になってドライバーやアップデートパッケージをかき集める必要も無い気がします。

5,機能の削除
不要な機能を削除できます。XP,Vista,7と、OSのバージョンアップごとに便利な機能が増えるに従って、人によっては当然不要な機能も増えています。
当然ながらシステムに必要な機能を削除すると不安定になる可能性もありますので、削除する機能の選択は慎重に行いましょう。

6,調整
Windowsの各種設定にあらかじめ変更を加えておくことが出来ます。
中にはパフォーマンス向上に貢献するものもあります。

7,無人インストール
OSのインストール作業を無人化するための設定を行えます。
プロダクトキーやユーザーの登録、地域の設定などを前もって行うことが出来ます。

8,カスタマイズ
主にインストール後のGUIなどの設定を行うことが出来ます。
お好みで設定しておくと良いでしょう。

9,ブータブルISO
カスタマイズ完了したWindowsをISOとして出力、または直接DVDなどに書き込むことが出来ます。
しかしいきなり実機にインストールするのは危険ですので、テストとしてVirtual PCなどを利用することを強く推奨します。

一通り確認したら下準備に進みましょう。

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