nLite -nLiteとは-
簡単に説明するとnLiteとはWindowsのインストールディスクをカスタマイズするソフトです。
Windowsの余計な機能を省いたり、あらかじめアップデートやドライバなどを統合することで通常のWindowsよりスマートな環境を手に入れることができ、さらにOSインストール後のドライバインストールなどの手間も省けます。
対応OS Windows 2000/XP x86/x64、Server 2003 x86/x64
必要なもの .NET Framework 2.0
nLite 公式サイト
「Download」のページから最新のnLiteがダウンロードできます。
インストール段階では英語等にしか対応していませんが、インストール時に言語ファイルをインストールしておけば日本語で使用できます。
nLite Guide nLite日本語公式ガイド
今回の解説の一部で、この公式ガイドを引用しています。
詳細な機能については下のリストをご覧ください。
nLiteの機能
- サービスパック・アップデートの統合
- ドライバの統合
- コンポーネントの削除
- 無人インストール
- オプション・Tweaks
Windowsのインストール後はMicrosoftにアクセスしてWindowsのアップデートを行う必要があります。
しかしnLiteのアップデート統合機能を使うことで、OSインストールと同時にアップデートもインストールするディスクを作成できます。
これによりWindowsインストール後の面倒な作業を省略できるのです。
アップデートの統合と同じくあらかじめドライバをWindowsインストールディスクに統合しておくことで、インストール完了時にはドライバもインストールされた状態になります。
OS再インストールを頻繁に行う人にとっては非常に有難い機能と言えます。再インストール後、既にWindowsが普通に使える状態になっているというのは感動ものです。
Windowsの不要な機能やアプリケーションを削除することができます。これによりインストール後のシステムドライブの使用領域を大幅に減らせます。
昨今ではノートパソコンなどにSSDが搭載され始めましたが、まだまだ容量は小さいです。nLiteは削りようによってはWINDOWSフォルダの容量を1GB以下にまで削減できるので、そういったシステムドライブの容量が十分にないパソコンにとってはとても有用です。
また無駄なもののインストールが減るので、システムの高速化にもつながります。
システムにとって必要なコンポーネントを削除してしまうと正常に動作しなくなる可能性もありますので注意してください。
通常、Windowsのインストール時にはプロダクトキーの入力やネットワークの設定をする必要があります。
nLiteではこれらが設定済みのディスクを作成することができます。
インストール時になにも操作する必要がないので、その間は昼寝でもどうぞ。
インストールの様々なオプション設定をしたり、あらかじめWindowsの設定をカスタマイズしておくことができます。